

城所理事長コラム
〜第34回〜 「『ほんとうの酒』がとりもった港区長とのご縁(前編)」
お付き合いといえば、わたしは相手がどういう方であろうと、ごく自然体に振る舞えます。ときには、どなたかが端でみていると、とんでもないと思えるようなこともしでかします。
たとえば、かつて赤坂田町通り会の会長に就任したばかりの頃、道路改修工事に関して赤坂田町通り会の関係者全員が署名捺印した承諾書を持参して港区長にお会いしたことがありますが、そのときのY区長がその直後に急逝され、急きょ行われた区長選挙でSさんという方が当選なさいました。
新しい区長とも、意思の疎通を図っておいた方がよいと思われました。
そこで秘書の方に連絡し、「新区長のご予定で、他の用事がすんで、夜分にお目にかかることができる日はありませんか?」と、お尋ねというより、お願いをしました。すると○日なら午後七時半に空くということでした。
お目にかかるにつき、あることを思いついてしました。そのS新区長は、見るからに村夫子然とした親しみの持てそうな方にお見受けしました。こういう人は、たぶんお酒がお好きだろう、ではお誘いしてみようと思ったのです。
わたしも、お酒が好きです。お酒を飲むということそのものが、とっても好きなのです。いたずら心からでしょうか、この区長さんとプライベートにお酒をご一緒したら楽しいだろうな、と思ってしまったのです。いまわ区長職を退いておられる方ですが、その晩は、たしかに楽しいひとときを過ごすことができました。
わたしには、お連れするお目当てのお店がありました。たとえプライベートとはいえ、区長や商店会の会長が利用するのですから、港区の、ましてや赤坂では、やはり誤解されたり迷惑がかかる恐れがあります。そこで、お会いする場所を新宿にしました。そこは京王プラザホテル。その地下にある「天の川」というお店を恰好の酒席と考えました。そこに来ていただくよう、お願いしました。
いかにも人が好さそうで、きっとお酒を楽しんでお飲みになりそうなS区長に、ほんとうのお酒を味わっていただきたかった。そして、わたしもお酒がお好きな方とご一緒にたのしみたかった。そういう理由で、そのお店を選んだのです。
商店街振興組合
エスプラナードアカサカ
理事長 城所 ひとみ


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