

城所理事長コラム
〜第4回〜 「“道路環境整備部長”にさせられました」
ただほど高いものはないと後悔したものの、もう後の祭りです。
そうして年も明けた早々、昭和天皇が崩御せられて昭和の時代が終わり、元号が「平成」に変わりました。
その平成元年も半年ばかりたった頃のことです。わたしの周りで事態がさらに進んでしまいました。事は「末席をけがす」どころではなかったのです。
その頃、赤坂田町通りを整備しようという話が持ち上がったのです。
当時、電線を地中に埋設しようという動きが出ていました。
高圧の電流が通る電線を地上に張り巡らしていては事故のときなどなにかと危険ですし、その電線を支える電柱が通りの脇に林立しているのも邪魔、また都市の景観からしても見苦しいというわけで、東京電力としても世論におされて電線の地中化と電柱の撤去という方向を打ち出し、都心のわが赤坂地区も工事対象としたいとの方針が示されたのです。いまはエスプラナード赤坂通りと呼ぶその道路は、港区の区道です。ですから東京電力が工事をするといい、それを区が受け入れれば、あとは区のお金も投入して工事をすることになる・・・といっただけでは味も素っ気もない話です。
そのまま電線埋設と電柱撤去の工事が行われ、見た目には「電線と電柱が無くなって、すっきり」して事は終わったというだけの、なんの変哲もないお話で終わってしまいます。
こうした場合、表向きそういう段取りではあるのですが、しかしその間、その道路に沿って立地する事業者や居住する区民などこうした場合、表向きそういう段取りではあるのですが、しかしその間、その道路に沿って立地する事業者や居住する区民など、利害が関係する当事者の承諾が必要です。
この道路の様態を変えるということに関しては、利害がかかわる関係者の承諾を得るというのが、じつは重要なポイントでして、これがはなはだ大変だというところから、わたしのストーリーが始まることになりました。
商店街振興組合
エスプラナードアカサカ
理事長 城所 ひとみ


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