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城所理事長コラム 

〜第45回〜
 「じつは先生『わたしは不器用なんですが』・・・」

じつは、わたし自身は学校での家庭科という授業に関しては、十段階でいう「二」 をとるのが精一杯という恥ずかしい劣等生でした。つまり当時の家庭科といえば裁 縫が中心でしたが、わたしはまったく不器用で、雑巾ひとつまともに縫えたかどう か、スカートなど着る物を縫うとなると、もうお手上げ同然だったのです。

  成人して、さて自分の着る物をと、当然デパートかブティックに買いに行くのですが、なかなかピッタリするのがありません。わたしは大きな体だった父に似て、平均的日本人女性の体のサイズではありません。肩幅が合っていると、袖丈が短かったり、スラックスの丈に合わせると、ウエストがぶかぶかだったりするのです。

  困っていたところ、アメリカに住むようになっていた妹が、アメリカ人用のパターン(型紙)で作ってみたらと、何十枚ものパターンを送ってくれました。型紙というのは、いうまでもなく、それに印されたとおりに布を切り、縫えば、それで素人でも洋服ができあがるという、そういうための物です。

  ままよ、せっかく送ってくれたのだから、自分だってハサミや針も持てるだろうと洋服を縫ってみることにしました。できあがると、まあまあ形になっていて、着てみると、そこそこ着られるではありませんか。

  こういう母を持ちながら、わたしの娘「Y」は正反対です。
  あるとき個人面談があり、娘の学校にまいりました。すると、担任の先生が「ちょっと見ていただきたい物があるのですが・・・」と、娘が作ったというブラウスを見せられました。けげんな顔をしていると、先生は「あのぉ、お母さんが代わりに宿題をやっていただくと困るんですが・・・」とおっしゃいます。

  そのブラウスは、以前に先生が出された家庭科の宿題で娘が提出したものだとのことでした。Yが、そういう宿題を家に持ち帰っていたとは知りませんでした。
わたしは、その娘の宿題になるというブラウスを手にとって、しばらく見つめているうちに、ついつい笑い出してしまいました。

  そして先生に、たまたまその日に着ていた自分の洋服の上着を脱ぎ、裏返して「これが、わたしが自分でパターンを使って縫ったものです」とお見せしました。
そのできばえは、娘が提出したという宿題の作品とは大違いです。例のパターンを使い、大まかにどすんどすんとしつらえたわたし流の作品です。 

  見る人が見れば、それ以上の説明は不要です。先生も、すぐに「そうですか。そのブラウスは本人が縫ったものなんですねぇ」と納得され、娘を信じていただけました。宿題のブラウスは、じつに折り返しもきれいで、ちゃんとくけてあり、縫い目もキチンと揃って、それはそれは見事なできばえでした。

  それに対して、わたしの上着の裾のまつりはなんとも適当で、縫い目も不揃いでした。というわけで、娘の宿題をわたしが代わりにやったはずがないということが明々白々でした。

  娘は、はなから母親に代わってやってもらおうなんて考えず、ちゃんと自分でやって提出したのです。わたしが不器用なのは、娘も先刻ご承知でした。だから宿題を持ち帰ったことも、わたしに言わなかったのです。

  わたしがパターンで縫った洋服は、もう八十着くらいあるでしょうか。その縫い方は、パターンに沿ってジョキジョキとハサミで布を切って、マチ針を一本打つだけで、最後にはミシンでじゃーと縫っておしまい。しつけもせず、ほとんど仮縫いもしません。

  ですけれど、それで充分に着られる物ができてしまいます。わざわざ裏返して他人様にできばえを見せるわけでもありません。いえ、わたしはそれを着こなしてしまうとでもいったらいいでしょうか。

  そして八十着それぞれに愛着があり、気に入ってます。なぜなら、それぞれが世界に一着しかないからです。

  また欧米では、きめ細やかな仕上がりよりも、全体としてのバランスとか、トータルなデザイン感覚、あるいはコーディネーションその他のセンスが問われると聞きます。そういう世界のファッション感覚の目が注がれたモナコの大会で、わたしはエレガンス賞をいただくことができた、というしだいです。

  ちなみに、そのモナコで着た黒の留め袖生地によるロングドレスは、日本を発つ前に、こういうこともあろうかと考えてプロのデザイナーに仕立ててもらったものです。わたしが自己流で作ったのもではないことを念のために申し添えておきます。

商店街振興組合
エスプラナードアカサカ
理事長  城所 ひとみ





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