城所理事長コラム 〜第33回〜 「異色のメンバーによる、異色の商店街です 後編」 トーク赤坂21はほんとうに異色の人材ぞろいです。多士済々です。その異色さが波及して、おそらく数多い商店街のなかでも商店街振興組合エスプラナードアカサカは異色の存在なのではないでしょうか。 なお、わたしの原点になっている「ビルオーナー会」の、Fさんはもちろん、Sさん、Tさんも、ずっとトーク赤坂21のメンバーです。 そういうトーク赤坂21や、またエスプラナード赤坂通りの商店街のことを、もっぱら贔屓にしてくっださって「自称ファン」とおっしゃる有名人がいらっしゃいます。衆議院議員のKさんが、その人です。 ここ赤坂は先生の選挙区ですが、赤坂に通うほとんどの人は他の選挙区です。つまり票になるわけではありません。でも、「そういう赤坂のユニークな面々が好きだ」と、よくわたしの事務所にお見えになります。そしてトーク赤坂21のパネラーに三回ばかりなってくださいましたし、また「街づくりも、国づくりも、結局は同じことだよね」などとおっしゃってエールを送ってくださっています。 考えてみれば・・・どの人をとっても、みな一人ひとり個性があり、特色があり、それぞれ存在感があります。つまり、そもそも、みな人は異色であるはずなのです。違う個性を持つ人間どうしが、異なる特色を交し合って刺激するところに、ユニークな発想が生まれ、新しいドラマが展開されるのではないでしょうか。 わたしは、赤坂という舞台で、常に新しいドラマを演じています。立場からすると演出家のようですが、やはり自分でも演じているのだろうと思います。演出もし、しかし演じてもいる・・・そういう自分が好きです。 学生時代に、なにかの授業で井原西鶴の「垣間見の手法」というものがあること を知りました。自分を、いつも別な自分がかいま見ているという生き方があると知って、ひどくカルチャーショックを受けました。そうして、自分もそのように生きたいなぁと思ったものです。 いま異色の人ぞろいのなかで、そういう何枚もの異なる鏡で自分を映して、そういう自分も異色なのかもしれないと思えることは、つまり自分をかいま見ているような気がします。 その意味で、わたしは自分にピッタリはまった天職を得ているということなのかもしれません。それも無理やり奪い取ったものではなく、自然体で振る舞っていたら、舞い込んできたということです。 とすれば、わたしは自分が自分であるというアイデンティティを持っているということなのでしょうか。いま、わたしはとってもハッピーな気分でいられます。 商店街振興組合 エスプラナードアカサカ 理事長 城所 ひとみ 商店街振興組合エスプラナードアカサカ 〒107-0052 東京都港区赤坂3-10-5 赤坂クインビル4階 TEL:03-5561-9125 FAX:03-5561-9128