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城所理事長コラム 

〜第28回〜
 「ボランティア活動にも事務局長が必要です」

 平成五年に、わたしどもの赤坂田町通り会が法人「商店街振興組合エスプラナードアカサカ」へと装いを新たにしました。

 かつて赤坂田町通りの会の会長になった直後に、三重県津市まで出かけ、そこの丸之内商店街をならって、いずれ・・・と念願していた構想が実現しました。同時に、いよいよ事務局も置くことにしました。やはりずっと、本格的に商店街活動を展開していくには事務局の設置が欠かせないと思ってきたのです。

 事務局をおくこと、つまり専任者を置くということで、たしかに人件費給与が会計上で大きく占めるという問題が浮上します。

 会費が、例えば月三千円だとしても、その構成員の数を掛けてもトータル金額はたかが知れています。その中から給与分を捻出しようとすると、たちまち予算の半分前後が出ていくような計算になる商店街が多いでしょう。

 だから事務局を置けないと考えるか、あえて無理して設置するか、一概には判断しかねます。しかし、わたしは必要と考え、設置に踏み切りました。

 かりに事務局を役員が分担して兼ねていると、多忙な本業との兼ね合いで商店街活動が片手間にならないともかぎりません。商店街の活動に多くの時間を割くとしたら、それは本業の第一線から離れた隠居仕事になってしまうかもしれません。

 そうではない粉骨砕身するケースも見聞きしますが、その時間的な負担やご苦労は並大抵ではありません。そこではボランティア活動として商店街にかかわる活動をどう位置づけるのかという、組織としても、個人としても、難しい宿題を課せられます。

 商店街振興組合エスプラナードアカサカでは、薄給なのですが事務局長を常駐させています。

 現事務局長の浅野清春さんは三十四歳で、もともとフリーランスのコンサルタントでした。そして街づくりコンサルタントとしても活動を広げようと考えておられ、その恰好の事例としてエスプラナードアカサカをケーススタディできるわけですし、経費の分担をはっきりさせておけば、彼は事務局を自分のオフィス代わりにも使えるわけです。

 もちろん浅野さんに常駐してもらうことで、振興組合の事務や連絡その他の業務を遂行してもらえるわけで、双方の有形無形の利害が一致します。そういう人材を得られたことは、わが振興組合にとってラッキーなことといえるのかもしれません。

 「文化おこしは人しだい」

 文化というのは、いろいろな専門家による定義があると思いますが、わたしには、社会をより善くしていく心地いい風のようなものだと思えます。

 そういう文化は、健全な土壌から沸き立つのでしょう。健全な土壌は、健康な人と人が触れ合い、交わり合うところに育まれます。ここでいう「健康」とは、肉体になんらかの病いや障害を抱えていようと、前向きに喜ばしく生きられる心根のようなものだというのは、病気をしてみてはっきり理解しました。

 わたしが言ってきた「身だしなみの良い街」とは、つまり健康な人と人が共に育む健全な土壌のことなのです。そこには、心地いい風が吹きわたり、そして文化が芽生えることでしょう。

 わたしは、街づくりこそ、じつは健康な人が集い合い、健康な者同士が触発し合って起きる、つまりは「文化おこし」だと考えています。

 赤坂に劇場があるのをご存知でしょうか。俳優のSさんが経営する私的な劇場「シアターVアカサカ」があるのです。

 十年あまり前、新しい演劇運動の波を起こそうと、Sさんが赤坂の街にやってきました。ちょうど高級料亭が一つ、また一つと消えていく、その跡に劇場を立ち上げようということでした。

 そして赤坂の街として応援していただけないか・・・・と、わたしのところにこられたのです。

 当時、Sさんは「いつまでも新宿だ、下北沢だと、古くからの演劇の街にこだわっている時代ではない。広く文化を発信していくために新しい土地で、それも都会の中心地で演劇を芽吹かせたい」と熱く語っておられました。

 そのお話に、ちょうど赤坂田町通り会の会長になったばかりのわたしも目を輝かせて聞き惚れていたものです。そして、Sさんの熱い想いと若い人たちの演劇にかける情熱を応援することが街に新風を巻き起こすことになると考えて、全面的に協力することにしました。

 そうして出来上がったシアターVアカサカでは、「赤坂演劇祭」が開かれるようになりました。とくにSさんが力を入れて育成しようとなさった若手演劇集団の公演が、こうしてシアターVアカサカで行われました。

 赤坂の街でも少し上手にあるシアターVアカサカから、文化の風がエスプラナードに吹き下ろすことになったのです。

 商店街というのは、もちろんさまざまな業種のお店があり、そこへ集う人たちが「賑わい性」をかもしだします。その「人」とは買い物客ではないと、わたしは考えます。

 ただなにかを買うためだけに人が来て、そういう買い物客を集め、そして儲けようとするだけでは、あまりに即物的で実用的でしかない、ぎすぎすした街になるのではないでしょうか。

 そこに、潤いがほしい。それには、目先の実用的なだけの目的ではなく、そこに行きたい、行って楽しみたいという人たちがやってきて、その場を、つまり街そのものをエンジョイするという、そういうことでかもし出される「賑わい性」が、ほんとうの街づくりの目的ではないでしょうか。

 ただ単に目的の買い物をすませたら帰ってしまうような商店街というだけでは、つまらないじゃありませんか。

 街づくりは、先のM教授ではありませんが、「それは夢を語ることであり、楽しまなければならない。夢に近づこうとする勇気を与えてくれる」という、まさに創る人間にとっても夢見るようなものなければならないのです。

 その夢見るということが「文化」の本質だろうと思います。街づくりは、文化おこしそのものです。

 SさんのシアターVアカサカでの活動は、文字通り文化おこしです。そして、また、赤坂の地にM.Rさんがいて、そこにS.Jさんが見えて、そして見事な食文化で味付けられるのも、また赤坂の文化おこしであり、街づくりなのです。

 

商店街振興組合
エスプラナードアカサカ
理事長  城所 ひとみ





商店街振興組合エスプラナードアカサカ
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