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エスプラナード赤坂商店街振興組合の『エスプラナード赤坂通り』は、皆様に『おしゃれな散歩道』として愛される通りにしたいと思っています。是非とも一度足をお運び下さい。
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城所理事長コラム 

〜第24回〜
 「大人の女の似合う街」

 身だしなみが良いにこしたことはありません。商店街の「環境」は、美しいに限ります。

 商売が儲かりさえすれば周りの環境はどうでもいいという考えは、ここエスプラナード赤坂通りの商店街ではとりません。なぜなら、ここは「赤坂」だからです。

 赤坂というのは、その昔は黒板塀の料亭や高級キャバレーが軒を列ねていて、庶民にとってみれば憧れの街でした。当時の学生さんが、いまは絶対に無理だけれど、きっといつか一人前というか成功したら、一度は財布に大きな札を一枚よけいに入れて出かけ、そこで遊んでみたい・・・というような、赤坂はそういう街だった、という話を聞いたことがあります。

 いまではずいぶんと変わって庶民的になりましたが、それでもまだ、ご存知永田町の方々が、残り少なくなった料亭を利用して繰り広げる政治の舞台裏として、たまにテレビで紹介されることもあります。

 なにも金持ちの街だとオツにすますつもりはありませんけれど、未だ高級感が残っていなくもありません。

 ただ現実には、六本木や原宿といった若者の街からガムを噛みかみ若者たちが流れてくるようになったのが、わたしが商店街の活動にかかわるようになった十年前の事情でした。

 余談ながら、あの若者が吐き捨てるガムが道路にこびりついてるのは、ほんとうに困りものです。クリーンキャンペーンで道路を掃除する際、べったり張りついたガムの跡を一つひとつ剥がして取るのにはネを上げます。そういう風潮に侵食されそうになっていた赤坂の状況でした。

 若者が集まると、活気は出るでしょう。でも原宿の商店会で問題になったように、いくら大勢の若者が集まっても、集まってぶらぶら歩きをするのが目的で、買い物をするにしても乏しい財布から小銭を地元の商店街に落とすだけ・・・というのでは、なんのメリットもありません。そのうち街が、なんとなく荒れてきます。

 料亭での裏黒い政治の取引は願い下げにしたいところですが、かつて街の装いがかもし出していた高級感だけは貴重なものに思えました。街は美しいにかぎります。

 美しくあるには、美しく身だしなみを装うおとなの美意識が必要です。それをキーワード風にいえば昔ながらのクラシックな良さに新しいモダン感覚を加味した「オールド・モダン」ということになりましょうか。

 この際、わたしは「これは商店街としてのCIづくりです」と口にしたものです。 CIつまりコーポレートアイデンティティとは、よく企業イメージを変えようといったような場合に採用される手法で、そこで統一ある存在感を打ち出すためにロゴマークを一新するようなことが行われています。

 それにならって、色々な人の意見を聞き、またわたしも考えて、結局カトレアの花をデザインしたシンボルマークを作りました。あわせてデザイナーに商店街のロゴ文字をも作ってもらいました。

 ともあれピラーボックスをルミアートで装ったのは、そういうおとなの美意識からです。そのキャンパスには、もちろんカトレアのマークとロゴがあしらってあります。とにかく道路環境整備には、そういうコンセプトを意識して事に当たりました。

 坂口春日さんのことは、もうお話しました。わたしの原点である「ビルオーナー会」のメンバーで、わたしの師匠格の方です。その坂口さんが、この件では大活躍してくださいました。

 彼女は、そういう「環境」の問題では商店街のなかでも第一人者とでも言っていい人です。ことのほか興味を持って都市計画における環境配慮の問題を自発的に調査・研究し、そうして得た専門的な知識を駆使して、その基本コンセプトづくりから、はてはもう道路面などの感触や色、植え込み、街路灯、付帯設備などと隅々にいたるまで、積極的にリードしてくださいました。

 こうして、ふつうならアスファルトで覆う道路の舗装を、変色しにくいインターロッキング・ブロックで落ち着いたカラーコーディネーションの化粧舗装にしてもらいました。

 街路灯は、オールド・モダン感覚でデザインしてもらいました。そこにロゴマークがはめ込まれているのも、デザイン的に違和感がないはずです。その街路灯は、女性の唇が紫色にならないよう、また肌が美しく映えるよう、特殊な光線の灯りにしてあります。

 美しく身だしなみを装う大人の・・・というコンセプトの「おとな」とは、ようするに「女性」を意識したのです。ただし、ヤングではありません。

 そう、おとなの女性を対象に、街づくりを考えることにしています。

 二十代、三十代の働く女性は、財布を二つか三つ持っています。もちろん自分の財布と、結婚していれば自分が握っているご主人の財布、そしてキャリアウーマン なら職場の上司に連れられて夜の飲食をエンジョイしたりするという意味では、つまり上司の財布も握っているようなものです。

 そう考えてみると、彼女たちの実際の可処分所得は相当なものです。そのお金を落としてもらうのが、赤坂の商店街の狙い目であるべきなのです。

 そのためには、おとなの女性が、そこで時間を過ごしたいと思ってくれるような街でなければならないのです。彼女たちが似合う街でなければならないのです。

 こういう場合、彼女たちより二回りも三回りも年代が上で、しかも異性のおじさんやお年寄りの男性が街づくりをリードしたのでは、ボタンの掛け違いかミスマッチとなるかもしれません。

 こういう点では、かつて見学にうかがった横浜の元町通り商店街の街づくりがお手本になっています。あそこも、おとなの女性を対象に、エレガントな街づくりを狙っています。赤坂も、狙うところは同じです。

 

商店街振興組合
エスプラナードアカサカ
理事長  城所 ひとみ





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